広島で食べ歩いたお店はこれまで2000軒以上。グルメブロガーの百鬼丸もどきです。
今回は日本酒を飲みたいなって時にお邪魔しているお店を紹介します。それは中区堀川町にある『日本酒バル KATOYA』。店主の加藤さんは元技術系のサラリーマン。僕はその時に知り合い、お互い食べ歩きブロガーとして交流していました。一緒に飲んだ日の会話の中で「脱サラして、いつか自分のお店をやりたい」と話していて、ホントに実現したカッコいい店主のお店なんです。
知る人ぞ知る隠れ家!だから最初は少し緊張
目印は小さめの看板だけなので、初めて来る時は迷います。通い慣れていても、酔ってる時はたまに間違えます。年配の方はライブカフェの目の前と言えば、馴染み深くて分かりやすいそうですよ。最初は緊張するのですが、ふらっと入ることが少ない分、知る人ぞ知る感じがいいですよね。コレは慣れたから言えることですが。
カッコつけれるラグジュアリーな雰囲気が魅力
以前はカウンター8席ありましたが、コロナの影響で現在は6席のみ。暗めの照明で落ち着いた空間を演出しています。加藤さんが日本酒のお店はワイワイしていることが多く感じていて、ちょっとカッコつけれるラグジュアリー感を大事にしているとのこと。おひとりさまでしっぽりはもちろん、女性を連れて来るにも最適ですし、上司を連れて来てもカッコいいと思います。普段はもう少し暗いのですが、見えやすいよう少し明るめにして撮ってます。
日本酒のリストはあえて置かない
日本酒のリストは置いてないのが特徴です。お客さんとの会話のやり取りで選んでいくスタイルで、約100種類を揃えている中でセレクトします。他店で飲めないもの、広島ではまだ評判になってないものなど、味わいが偏らないように揃えているそう。僕は日本酒に詳しくないこともあり、いつもお任せで出してもらっています。まぁ旨いものを出してくれるだろうと、信頼しているから出来ることなんですけどね。ラベルが面白かったり、味わいが独特だったり、いつも新しい日本酒との出会いを楽しんでいます。
香りと特別感を楽しむためにワイングラスで
じゃあ最初の1杯をと注文して出てきたのが『ヘブンズドア(950円)』。「フルーティーで華やか。ふわっとした旨味が特徴」とのこと。ラベルもオシャレだし、商品名も英語だし、自分では選べないような日本酒ですよ。難しいことは考えないで旨いねでいいですよね。
何故ワイングラスを使うの?と聞くと「持ち手の熱で香り立つのと、日本酒=オヤジのイメージがあるので、非日常というか特別感を出したかった」そうです。
料理は意外性やオリジナリティを大切に
料理は洋風でも日本酒と相性が良いものもあると、意外性や体験を楽しんでもらえるように揃えている。唐揚げはアジア風に、ポテサラにはクミンシードをかける。通販もしている人気メニューが『皮も手作り お魚ギョーザの水餃子(800円)』。アジを細かくカットし、野菜と合わせた一品。手作りの生地のもちもち感、お肉とは違うあっさり感を楽しめる。
お皿を見てもらうと『娘娘』の文字が気になりませんか。これは加藤さんが足繁く通っていた今はない中華料理店。閉店時に譲り受けたお皿だそうで、なぜそれを使っているのかは謎です。
日本酒を楽しんでもらう!が大切
店主の加藤さんは「一人でやっていることもあり、料理は仕込みでほぼ仕上がるようにしています。料理を作るのに集中する時間を少しでも省き、お客様と対面する時間を増やす。日本酒を楽しんでもらうことを最優先に考えています。」と話し、「女性一人でも来やすい雰囲気を目指しています。日本酒に詳しい方も、そうでない方も大歓迎です。」とのこと。
現在は土日は昼から営業しているので昼酒が飲めたり、ビールは話題の最先端のものを入れていたりと、他ではできない飲み方が出来るのがKATOYAの魅力です。最初だけちょっとの勇気ですよ。
<店舗情報>
- 店名:日本酒バル KATOYA
- 住所:広島県広島市中区堀川町2-10 第2レックスビル 1F
- 電話番号:082-240-2017
- 営業時間:[火~木]
18:00~翌0:00(L.O.23:30)
[金・土]
18:00~翌1:00(L.O.24:30)
[日]
13:00~21:00(L.O) - 定休日:不定休
- Instagram:@sake.bar.katoya
- Twitter:@sake_bar_katoya
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