広島で食べ歩いたお店はこれまで2000軒以上。グルメブロガーの百鬼丸もどきです。
今回紹介するのは、広島市中区西平塚町にあるイタリアンバル「ルチオ」。店主は前職で牡蠣をメインに扱うレストランで勤務していたこともあり、特に牡蠣料理は間違いないお店です。
2020年の秋、 GoToEat でお店を探していた時に見つけたお店です。ネットで一人予約できるお店って少なくて、意外と貴重でした。お邪魔してみると料理も美味しくて、カープ談議で盛り上がったこともあってサービスも印象的。また来ようと誓ったのです。
そしたら年末は自粛要請などが発令され、ようやくの再訪は約4か月後。カープの話をすれば思い出してくれるかなと思って入店したら、「お久しぶりです。」といきなりの一言。この対応にやられました。
フジグラン広島から徒歩5分
近くにホテルがあるので、出張のお客さんも多いのだとか。一般的な流川・薬研堀エリアからは少し外れるので、オススメするのに場所的に遠いかなと思ってましたが、「人混みを避けて来れるのでいいね」という女性の声。飲み慣れてない方でも安心して来店できます。
イタリアンだけど、カープ談議もできちゃうホーム感
地上波で放送があればカープ中継、他はスポーツを中心に映しています。とても広島らしい光景なんですが、イタリアンでとなると珍しいかも。なのでオシャレな雰囲気なんだけど、アットホーム感もあります。ちなみに座るなら左側のカウンター席がオススメ、目の前に瓶が並んでないので店主と会話しやすいです。
まるで生牡蠣のような白いカキフライ
ルチオに来たなら是非食べてほしいメニューです。広島県が牡蠣のPRのために開発した白いカキフライ。生でも食べれる牡蠣を使用、ラードを使って低温でじっくり揚げるなど、制約が多いので提供できるお店が広島県でも数えるほど。それがルチオでは一年中味わえます。
生牡蠣の良さとカキフライの良さ、それがどちらも同時に味わえる新感覚の逸品です。生牡蠣食べたいけど、熱が入ってないと怖いという方にオススメ、僕がそれですから間違いありません。1個から注文できますよ。
個人的推しのホルモン!鮮度の良さは保証します
ルチオの中で個人的に好きなメニューがホルモン系で、これはフィレンツェ風もつ煮込み(770円)。下処理から味が染みこむまでには2日間かかるそうで、丁寧に仕事をしてるのとホルモンの鮮度の良さを感じます。バケットもついてるからソースまで余すことなく食べれます。ビールにもワインにも合いますよ。
モッツアレラは半溶けのタイミングを逆算して
ボロネーゼ(1300円)のソースは一から手作り、肉の旨味を存分に閉じ込めています。食べる時にモッツアレラが半溶けになるように逆算してあるそう。チーズの重たさを全く感じませし、お肉の旨味がしっかり引き出されています。
「何かパスタ食べたい」にもキチンと対応
パスタは雰囲気やその日の気分から作ってもらうこともでき、酔った僕の「何かパスタ作って」との雑な注文にも応えてくれます。その注文方法で過去にカチョエペペと出会い、あまりの美味しさにビックリ。その後に他のお店でカチョエペペを食べたけど納得いかず、最初はカチョエペペが美味しいと思ったけど、実はルチオのパスタが美味しいんだと気づきました。
誰もが寄りやすいイタリアンへ
店主の安原英志さんは「凝りすぎない、とっつきやすいイタリアンをイメージしています。居酒屋っぽい感じで気軽に使ってもらいたいですね。」と話し、妻の麻佑さんは「通ってもらえるように、日替わりメニューはバリエーションを変えながら準備しています。料理はボリュームがあるのでハーフでも対応します。女性一人でも入りやすいお店、愛されるお店にしていきたい。」とのこと。
結局、通ってしまうのです
この夫婦の雰囲気がとても好きです。料理が旨いってのはもちろんあるんですけど、2人に会いに行っているような感じ。たまにお店が忙しいときは店主のお母さんも働いていて、お母さんがまた可愛いのです。他のお客さんもどこか温かい雰囲気なのも納得で、もうすでに愛されているお店なんだと感じます。
<店舗情報>
- 店名:ルチオ
- 住所:広島県広島市中区西平塚町8-5 第20マントクビル
- 電話番号:082-546-9775
- 営業時間:18:00~23:00(料理LO22:00,ドリンクLO22:30)
- 定休日:日曜日(連休の場合は連休末日)、ほか不定休
- Instagram:@luciohiroshima
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