本川町の路地中、住宅街の中に隠れ家的に現れる「季節料理 ながせ」さん。黒と白を基調とした店内は、大人が落ち着いて食事ができる雰囲気の小料理屋さんです。オーナーの長瀬さんにお話をお伺いしました。
創業ストーリー
―オープンはいつですか?
8年前、2013年2月20日にオープンしたお店です。生まれは廿日市出身で、広島酔心調理製菓専門学校を出たあとに割烹料理のお店に勤めて、そこから3件くらい和食のお店を経験させてもらって独立をしました。
―独立のきっかけは何かありましたか?
29歳の時に4年近く勤めさせてもらっていた、流川にある板前割烹樋口の大将から、「お前、これからどうするんや?」と聞かれて、将来店を持ちたい。と話をしたら、「若い時に色々チャレンジしたほうがいい。失敗してもリカバリーがきく」と応援してもらったのが大きいです。そこから物件を調べ始めている中で、以前喫茶店だったこちらの物件に出会って即決しました。流行りを追いかけるのもいいけれど、昔ながらの割烹料理、煮魚や焼き魚で一杯飲みながらゆっくりご飯を食べてもらいたいという思いを叶えられそうに思っての決断です。
お店のこだわり・おすすめメニュー
―季節料理ということはやはり旬なものが軸になりますか?
おっしゃる通りです。あえて外食をしようというお客様には、是非季節のおいしいものを食べてもらいたいと思っています。今は新型コロナウイルスの影響もあって、3300円のセットメニュー一本ですが、お魚を食べたいと思った人は満足してもらえる内容だと思いますし、ご飯を食べたいと言う人はご飯セットをプラス500円でご用意させてもらいます。
―日本酒もたくさん並んでいますね?
今の状態になるまでには紆余曲折ありましたね。オープン当初に、お客様から「このお酒をどの料理にあわせようと思っているのかわからない。」「このお酒のラインナップって、あの酒卸さんのいいなりだよね?」と非常に厳しくもありがたい意見を言っていただける方がいました。そこからいっぱい飲んで勉強して、地元のお酒を置きつつ、他県のお酒も季節に合わせて美味しいと思うものを仕入れるようにしています。
ソロ歓迎情報
―どのような方が、おひとりさまで来られますか?
男性、女性の比率ですが、6:4で女性が多いかなと思います。40代〜60代の方が多いかもしれません。単身赴任の方が多いエリアですので、そういった方が多いのはもちろんですが、昔から十日市にお住まいのお客様にもお越しいただいているのでありがたい限りです。
―ソロで来店される方が居心地が良いように工夫されていることはありますか?
女性のお客様も多いことに関係していますが、日本酒の炭酸割りではなく、炭酸入りでのご提供ができます。ガス入りにすることで甘みが増して飲みやすくなります。
あとは、お通し無しですし、ソフトドリンク・ノンアルコールも大歓迎なので、気兼ねなくいらしていただけると思っています。
オーナー・スタッフ情報
―話しかけられても大丈夫ですか?
会話が得意なタイプではないですが、ぜひ。趣味はやはりお酒ですかね。食べ歩き、飲み歩きも好きなので、酒場情報なんかを情報交換することも多いです。実はアニメやマンガも大好きでして、エヴァンゲリオンを見に行くから、お店を休ませていただいたこともあるくらいです(笑)
最後に
―ソロでの来店を検討されている方にメッセージをどうぞ!
基本的に「魚食べたい」時にはぜひ「ながせ」に来てもらえたら嬉しいです。個人的な思いですが、新型コロナウイルスの感染拡大前までは、島根県の木次酒造さんをお招きしてお酒の会をやっていたりしたのですが、何とか復活させて、またみなさんと楽しく飲める日がくればなぁと思っております。
<店舗情報>
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- 店名:季節料理 ながせ
- 住所:広島県広島市中区本川町2-4-6 第2広島勧業ビル 1F
- 電話番号:082-232-2682